トップ
>
粟餅
>
あはもち
ふりがな文庫
“
粟餅
(
あはもち
)” の例文
「おらさも
粟餅
(
あはもち
)
持つて来て
呉
(
け
)
ろよ。」と叫んでくるりと向ふを向いて、手で頭をかくして、森のもつと奥の方へ走つて行きました。
狼森と笊森、盗森
(新字旧仮名)
/
宮沢賢治
(著)
お
稻荷
(
いなり
)
さまは
五穀
(
ごこく
)
の
神
(
かみ
)
を
祀
(
まつ
)
つたものですとか。
五穀
(
ごこく
)
とは
何
(
なん
)
と
何
(
なん
)
でせう。
米
(
こめ
)
に、
麥
(
むぎ
)
に、
粟
(
あは
)
に、
黍
(
きび
)
に、それから
豆
(
まめ
)
です。
粟
(
あは
)
は
粟餅
(
あはもち
)
の
粟
(
あは
)
、
黍
(
きび
)
はお
前達
(
まへたち
)
のお
馴染
(
なじみ
)
な
桃太郎
(
もゝたらう
)
が
腰
(
こし
)
にさげて
居
(
ゐ
)
る
黍團子
(
きびだんご
)
の
黍
(
きび
)
です。
ふるさと
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
「今日も
粟餅
(
あはもち
)
だ。こゝには粟なんか無い、無い、決して無い。ほかをさがしてもなかつたらまたこゝへおいで。」
狼森と笊森、盗森
(新字旧仮名)
/
宮沢賢治
(著)
粟
(
あは
)
はきつと返させよう。だから悪く思はんで置け。一体盗森は、じぶんで
粟餅
(
あはもち
)
をこさへて見たくてたまらなかつたのだ。それで粟も盗んで来たのだ。はつはつは。
狼森と笊森、盗森
(新字旧仮名)
/
宮沢賢治
(著)
“粟餅”の解説
粟餅(あわもち)は、粟をついて作った餅のことである。食事として、また菓子として食される。
(出典:Wikipedia)
粟
漢検準1級
部首:⽶
12画
餅
常用漢字
中学
部首:⾷
15画
“粟餅”で始まる語句
粟餅屋