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粘稠
ふりがな文庫
“粘稠”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
ねんちゅう
75.0%
ねっとり
25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ねんちゅう
(逆引き)
暫らくすると鍋の中に、
粘稠
(
ねんちゅう
)
な塊が出来かかった。患者は熱心にそれを見つめて、いつ自分の腕が虹になるであろうかと不思議がっているらしかった。
二重人格者
(新字新仮名)
/
小酒井不木
(著)
そうして、女子の涙が頬を伝う速度は、男子のそれよりも大きく、従って女子の涙は、男子の涙よりも
粘稠
(
ねんちゅう
)
度が少いというような結論に到達したのであります。
新案探偵法
(新字新仮名)
/
小酒井不木
(著)
粘稠(ねんちゅう)の例文をもっと
(3作品)
見る
ねっとり
(逆引き)
それが、
群青
(
ぐんじょう
)
を
生
(
なま
)
の陶土に溶かし込んだような色で、
粘稠
(
ねっとり
)
と
澱
(
よど
)
んでいる。その水面に、
虬
(
みずち
)
の背ではないかと思わせているのが、金色を帯びた美しい頭髪で、それが藻草のように
靡
(
たなび
)
いているのだよ。
黒死館殺人事件
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
粘稠(ねっとり)の例文をもっと
(1作品)
見る
粘
常用漢字
中学
部首:⽶
11画
稠
漢検1級
部首:⽲
13画
“粘”で始まる語句
粘
粘土
粘々
粘液
粘着
粘着力
粘膜
粘付
粘力
粘着性
“粘稠”のふりがなが多い著者
小栗虫太郎
小酒井不木