トップ
>
粗鉱
>
あらがね
ふりがな文庫
“
粗鉱
(
あらがね
)” の例文
その肩から満身へ
漲
(
みなぎ
)
って来た力——
粗鉱
(
あらがね
)
のような若い生命の力は——決して、
鞠
(
まり
)
の
坪
(
つぼ
)
に
佇
(
たたず
)
んだ志賀寺の上人のように、死を願って立っている姿ではない。
宮本武蔵:05 風の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
また
兀々
(
ごつごつ
)
とした石の筋骨が、投げ上げられて、空という空を突き抜いている、そうして深秘な碧色の大空に、
粗鉱
(
あらがね
)
を幅広に叩き出したような岩石の軌道が、まっしぐらに走っている。
谷より峰へ峰より谷へ
(新字新仮名)
/
小島烏水
(著)
“粗鉱”の意味
《名詞》
鉱山から採掘されたばかりで選鉱されていない鉱石。原鉱。
(出典:Wiktionary)
粗
常用漢字
中学
部首:⽶
11画
鉱
常用漢字
小5
部首:⾦
13画
“粗”で始まる語句
粗
粗忽
粗末
粗相
粗朶
粗笨
粗雑
粗略
粗漏
粗暴