“粗糙”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そぞう75.0%
そそう25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
呪詛じゅその価充分なる私の手記を読んでタイプライタアで打ち、同時に粗糙そぞうなるを流暢に、曖昧あいまいなるを平易にし
三年間の年月も、決して彼の性質の粗糙そぞうさを円滑にはしてくれなかった。彼の例の性急さが、彼の本来の持ち前の智的聡明さにもなく、粗忽なようであった。
二葉亭の家では主人の次には猫が大切だいじにされた。主人の留守に猫に粗糙そそうがあっては大変だといって、家中うちじゅうがどれほど猫を荷厄介にやっかいにして心配したか知れない。
二葉亭余談 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)