トップ
>
粉河
>
こかわ
ふりがな文庫
“
粉河
(
こかわ
)” の例文
奥の女どもは弟子をつけて、
粉河
(
こかわ
)
の身寄りへ落してやったので、家には、今、鼠と彼しか住んでいないわけである。
新書太閤記:03 第三分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
粉河寺
(
こかわでら
)
のある
粉河
(
こかわ
)
では、よい
団扇
(
うちわ
)
を作ります、渋色をしたおとなしい形のものであります。片隅に押してある
老舗
(
しにせ
)
「ひしや」の印に気附かれるでしょう。
手仕事の日本
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
「人がよく閑居の処を高野とか
粉河
(
こかわ
)
とか云うけれども、わしは暁のねざめの床程のことは無いと思う」
法然行伝
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
と、南北
堺
(
さかい
)
の町民は、女子供や老人などは、みな
根来
(
ねごろ
)
、
粉河
(
こかわ
)
、
槇尾
(
まきお
)
などの
由縁
(
ゆかり
)
のある田舎へ、逃がしてしまった。
新書太閤記:03 第三分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
文覚は、まだ十九の頃に、若い
髻
(
もとどり
)
を切って、
大峰
(
おおみね
)
、
葛城
(
かつらぎ
)
、
粉河
(
こかわ
)
、
戸隠
(
とがくし
)
、羽黒、そしてまた
那智
(
なち
)
の
千日籠
(
せんにちごも
)
りと、諸山の荒行を踏んできた、その昔の
遠藤武者
(
えんどうむしゃ
)
盛遠が成れの果てであった。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“粉河(粉河町)”の解説
粉川町
粉河町(こかわちょう)は、和歌山県にあった町である。那賀郡に属した。
2005年(平成17年)11月7日、打田町・那賀町・桃山町・貴志川町と合併して紀の川市となり消滅した。
(出典:Wikipedia)
粉
常用漢字
小5
部首:⽶
10画
河
常用漢字
小5
部首:⽔
8画
“粉河”で始まる語句
粉河寺
粉河寺縁起