“端物”の読み方と例文
読み方割合
はもの100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
このあいびきは先年仏蘭西フランスで死去した、露国では有名な小説家、ツルゲーネフという人の端物はものの作です。今度徳富先生の御依頼で訳してみました。
あいびき (新字新仮名) / イワン・ツルゲーネフ(著)
堺では見向きもされぬ南蛮端物はもの納屋なや払いをしたりし、わずかの間におどろくような蓄財をなしとげたのである。
うすゆき抄 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
また主に端物はものの仕事をしたりしていて、手刷りの機械などもあり、植字組版などの技術的な方面を習得するのに便利であり、李もそうした技術を学んでいた。
浅間噴火口 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)