“端歌”の読み方と例文
読み方割合
はうた100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其の頃婀娜あだは深川、勇みは神田と端歌はうたの文句にも唄いまして、婀娜は深川と云うのは、其の頃深川は繁昌で芸妓げいぎが沢山居りました。
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
この端歌はうたを作ったのはきみじゃなかったかね、おれはそうとばかり思ってたがね。
陽気な客 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
障れば絶ゆる蜘の糸のはかない處を知る人はなかりき、七月十六日の夜は何處の店にも客人入込みて都々どゝ端歌はうたの景氣よく菊の井の下座敷にはお店者たなもの五六人寄集まりて調子の外れし紀伊の國
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)