“立座”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
りゅうざ66.7%
りつざ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ちょうど彼方の亭では、みかど立座りゅうざとみえて、公卿たちの群れの間から、供奉ぐぶの人員へ、御車触みくるまぶれが、しきりに手合図され出していた。
便殿べんでんの下に供えて、帝の立座りゅうざをご催促申し上げると、俄に
私本太平記:05 世の辻の帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
すぐ立座りつざ行装触ぎょうそうぶれ、うしおのような人が動いて帰城となったが、松平家の幕屋と京極方の二所ばかりは、悲喜転倒のありさまで、薄陽うすびの暮るるころまで人影が去らなかった。
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)