突合つつきあ)” の例文
はりつけめ。」と角目立つのめだってあられもない、手先の突合つつきあいが腕の掴合つかみあいとなって、頬の引掻競ひっかきくら
黒百合 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
パッパ、チイチイもろきおいに歓喜の声を上げて、踊りながら、飛びながら、ついばむと、今度は目白鳥が中へまじった。雀同志は、突合つつきあって、先を争って狂っても、その目白鳥にはおとなしく優しかった。
二、三羽――十二、三羽 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)