“突出(つんだ)” の例文
「そうれお前等(めえら)注(つ)えで遣(や)んのにそんな小鉢(こばち)なんぞ桶(をけ)の上(うへ)さ突出(つんだ)させちや畢(を)へねえな、それだらだら垂(た)ツらあ、柄杓(ひしやく)そつちへおん出(だ)して行(や)るもんだ」
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
蒲団の上に足を伸(のば)しながら、何か近頃この街で珍らしく異(かわ)った話は無いか? 私が問うと、老按摩(あんま)は皺首(しわくび)を突出(つんだ)して至って小声に……一週間前にしかもこの宿で大阪(おおさか)の商家(あきゅうど)の若者が
菜の花物語 (新字新仮名) / 児玉花外(著)