“空荷(からに)” の例文
空荷(からに)で歩くと却(かえ)って寒くて堪(たま)りません、女中衆一人ぐらい何(なん)の空籠(からかご)より楽でござんす、ねえ旦那、乗って下せえな
後の業平文治 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「はて、それでは少し方角が違うけれど、拙者はちと急ぎの用があって甲府まで帰らねばならぬ者、お見受け申すに、馬は空荷(からに)の様子、せめてあの丸山峠を越すまでその馬をお貸し下さらぬか」
大菩薩峠:10 市中騒動の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)