空腕車からぐるま)” の例文
空腕車からぐるまきつけて、しゃがんで、畜生道の狛犬こまいぬ見るよう、仕切った形、にらみ合って身構えた、両人とも背のずんぐり高い、およそ恰好かっこう五十ばかりで骨組のたくましい、巌丈がんじょうづくりの、彼これ車夫。
わか紫 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)