“空函”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あきばこ83.3%
からばこ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこで彼は、思い切り勇気を出して、廊下に積んであった空函あきばこを戸口に重ねると、扉の上の廻転窓の中を透して、ソッと室内を窺ってみた。
地球盗難 (新字新仮名) / 海野十三(著)
棟の高い納屋を広く持ち、空函あきばこをあつかう箱屋までがあって、早くから瓦斯ガスやアーク燈を、荷揚げ、荷おろしの広場に紫っぽく輝かしたりした。
胸の空函からばこを反らし気味に。
フレップ・トリップ (新字新仮名) / 北原白秋(著)