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稲垣
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いながき
ふりがな文庫
“
稲垣
(
いながき
)” の例文
窮厄
(
きゅうやく
)
におりながら、いわゆる
喉元
(
のどもと
)
過ぎて、熱さを忘るるの
慣
(
なら
)
い、
憂
(
う
)
たてや血気の壮士は言うも
更
(
さら
)
なり、
重井
(
おもい
)
、
葉石
(
はいし
)
、
新井
(
あらい
)
、
稲垣
(
いながき
)
の諸氏までも
妾の半生涯
(新字新仮名)
/
福田英子
(著)
ところが、それが豪家の旦那でも何でもない。散々御取持をさせて置いて、ぷいと引揚げて行って
了
(
しま
)
った。兄さんも不覚だったネ。
稲垣
(
いながき
)
まで付いていてサ。
家:01 (上)
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
西町奉行の佐佐は、両奉行の中の
新参
(
しんざん
)
で、大阪に来てから、まだ一年たっていない。役向きの事はすべて同役の
稲垣
(
いながき
)
に相談して、
城代
(
じょうだい
)
に伺って処置するのであった。
最後の一句
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
お種は自分の
生家
(
さと
)
を探すような眼付をして、
四辺
(
あたり
)
を眺め廻した。実は留守、お杉は亡くなる、宗蔵は
他
(
よそ
)
へ預けられている、よく出入した
稲垣
(
いながき
)
夫婦なぞも遠く成った。
家:01 (上)
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
稲
常用漢字
中学
部首:⽲
14画
垣
常用漢字
中学
部首:⼟
9画
“稲垣”で始まる語句
稲垣清蔵
稲垣示
稲垣親康
稲垣足穂
稲垣対馬守
稲垣淡路守種信