秘奥ひあう)” の例文
道は邇きにありと言ひたるもの、即ち、人間の秘奥ひあうの心宮を認めたるものなり。霊魂不朽を説きたるもの、即ち生命の泉源は人間の自造的にあらざるを認めたるものなり。
内部生命論 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
聡敏そうびん人にすぐれ、早く叡山に上り、慈覚大師に就いて顕密の二教を学びてその秘奥ひあうを極む、又、花山の辺昭に就いて胎蔵法を受く、ひろく経論に渉猟せふれふし、百家に馳聘ちへいして、その述作する所、大教を補弼ほひつ