私情しじょう)” の例文
故に忠君愛国の文字は哲学流に解すれば純乎じゅんこたる人類の私情しじょうなれども、今日までの世界の事情においてはこれを称して美徳といわざるを得ず。
瘠我慢の説:02 瘠我慢の説 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
われわれ連盟は日本英国米国ドイツイタリアフランス支那インド、八ヵ国の少年をもって組織そしきされた世界少年の連盟だ、われわれはけっして私情しじょうをはさんではいけない
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
それは、言うまでもなく、山城殿は私情しじょうに動かされております。
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)
私情しじょう
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)