福祉さいわい)” の例文
◯わが日は駅使はゆまづかい早馬使はやうまづかい、駅丁)よりもはやく、いたずらに過ぎ去りて福祉さいわいを見ず、その走ること葦船あしぶねの如く、物をつかまんとて飛びかけるわしの如し
ヨブ記講演 (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
また妻が信仰放棄を勧むるに会しても「なんじの言う所はおろかなる女の言う所に似たり、我ら神より福祉さいわいを受くるなれば災禍わざわいをも受けざるを得んや」(二の十)と述べてしずかに信仰の上に堅立している。
ヨブ記講演 (新字新仮名) / 内村鑑三(著)