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祖母
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ば
ふりがな文庫
“
祖母
(
ば
)” の例文
純一は国のお
祖母
(
ば
)
あ様の腰が曲って耳の遠いのを思い出して、こんな
巌乗
(
がんじょう
)
な年寄もあるものかと思いながら、一しょに這入って見た。
青年
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
フリイデリイケは咳をしながら、「お
祖母
(
ば
)
あ様のお亡くなりになつたのは、あの黄いろい長椅子の上でございましたね」と云つた。
祭日
(新字旧仮名)
/
ライネル・マリア・リルケ
(著)
子は
反
(
そ
)
り返つて両手でお
祖母
(
ば
)
あさんの
領
(
えり
)
に巻いてゐる
巾
(
きれ
)
を引つ張つてゐた。パシエンカは語を継いだ。
パアテル・セルギウス
(新字旧仮名)
/
レオ・トルストイ
(著)
独身で小倉に来ているのを、東京にいるお
祖母
(
ば
)
あさんがひどく案じて、手紙をよこす度に
娵
(
よめ
)
の詮議をしている。
独身
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
「お
祖母
(
ば
)
あさん。恐ろしいお爺いさんが来て、お祖母あさんにお目に掛かりたいつて。」
パアテル・セルギウス
(新字旧仮名)
/
レオ・トルストイ
(著)
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極
(
き
)
まって二三日置きに国から来る、お
祖母
(
ば
)
あ様の手紙が来た。
食物
(
しょくもつ
)
に気を附けろ、往来で電車や馬車や自動車に
障
(
さわ
)
って怪我をするなというような事が書いてあった。
青年
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
なぜと云うに、その
sujet
(
シュジェエ
)
は国の亡くなったお
祖母
(
ば
)
あさんが話して聞せた伝説であるからである。この伝説を書こうと云うことは、これまでにも度々企てた。
青年
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
祖
常用漢字
小5
部首:⽰
9画
母
常用漢字
小2
部首:⽏
5画
“祖母”で始まる語句
祖母様
祖母谷
祖母君
祖母子
祖母上
祖母屋
祖母樣
祖母石