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磊砢
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らいら
ふりがな文庫
“
磊砢
(
らいら
)” の例文
磊砢
(
らいら
)
たる岩間には高根菫
岩爪草
(
いわつめくさ
)
などが
僅
(
わずか
)
に寸青を点じている外は、植物は至って稀である。岩石の急坂を登って雄山祠前の突端へ出た。
黒部川奥の山旅
(新字新仮名)
/
木暮理太郎
(著)
針木峠の行路難は実に
磊砢
(
らいら
)
たる巨岩の錯峙した籠川の河床を辿りて、雪を噴く奔湍と、雷のような音を立てる急瀬とを幾度となく徒渉することであった。
針木峠の林道
(新字新仮名)
/
木暮理太郎
(著)
頂上は
磊砢
(
らいら
)
たる
嶄岩
(
ざんがん
)
の堆積であって、南北の二隆起に分れ、肉眼では
孰
(
いず
)
れが高いか判じかねるが、三角点は北の隆起に置かれ、其附近のみ
僅
(
わず
)
かに一
勺
(
しゃく
)
の平地を存している。
利根川水源地の山々
(新字新仮名)
/
木暮理太郎
(著)
米栂
(
こめつが
)
、黒檜、白檜などが多少の偃松も交って、
石楠
(
しゃくなげ
)
、
岳樺
(
だけかんば
)
などの闊葉樹と共に、矮い灌木状をなして巨岩の上に密生しているさまは、
磊砢
(
らいら
)
たる
嶄巌
(
ざんがん
)
を錯峙させている南側よりも寧ろ私は好きである。
思い出す儘に
(新字新仮名)
/
木暮理太郎
(著)
磊
漢検1級
部首:⽯
15画
砢
部首:⽯
10画
“磊”で始まる語句
磊落
磊々
磊塊
磊々落々
磊嵬
磊落者
磊嚴
磊寂
磊灑
磊珂