“磊砢”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
らいら80.0%
らいか20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
磊砢らいらたる岩間には高根菫岩爪草いわつめくさなどがわずかに寸青を点じている外は、植物は至って稀である。岩石の急坂を登って雄山祠前の突端へ出た。
黒部川奥の山旅 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
針木峠の行路難は実に磊砢らいらたる巨岩の錯峙した籠川の河床を辿りて、雪を噴く奔湍と、雷のような音を立てる急瀬とを幾度となく徒渉することであった。
針木峠の林道 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
手近に樂々と見ることと、巖石の磊砢らいかたるをば眼前にする所にある。
華厳滝 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)