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碾茶
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ひきちゃ
ふりがな文庫
“
碾茶
(
ひきちゃ
)” の例文
この
外
(
ほか
)
に
碾茶
(
ひきちゃ
)
のホンザーもあります。それは白いホンザーを拵える時最初に砂糖一斤の中へ碾茶を大匙二杯入れるのです。
食道楽:秋の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
その男が赤毛氈の縁台のまんなかにあぐらをかいて坐ったまま大きい
碾茶
(
ひきちゃ
)
の茶碗でたいぎそうに甘酒をすすりながら、ああ、片手あげて私へおいでおいでをしたでないか。
ダス・ゲマイネ
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
その時は待合の病人の中を通り抜けて、北向きの小部屋に
這入
(
はい
)
って、
煎茶
(
せんちゃ
)
を飲む。中年の頃、石州流の茶をしていたのが、晩年に国を去って東京に出た頃から
碾茶
(
ひきちゃ
)
を
止
(
や
)
めて、煎茶を飲むことにした。
カズイスチカ
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
○茶巾絞りの上に
碾茶
(
ひきちゃ
)
を交ぜたる芋を引筒にて押出しかけると体裁よき菓子となる。
食道楽:春の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
碾茶
(
ひきちゃ
)
を少し加えましたから
殊
(
こと
)
にお
美味
(
いし
)
いでしょう。まだ外にも色々ありますけれども
昼餐
(
ごはん
)
のお
副食物
(
かずもの
)
に差上げましょう。大原さんは別に御用もありますまいから
御緩
(
ごゆる
)
りとお遊びなさい。
食道楽:春の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
▼ もっと見る
お登和さん、私は先日
碾茶
(
ひきちゃ
)
のアイスクリームを
食道楽:秋の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
広海子爵「実に結構ですな。この頃は
碾茶
(
ひきちゃ
)
のアイスクリームもありますね」中川「あれもなかなか
好
(
よ
)
うございます。大原君どうだね、
先刻
(
さっき
)
のポンチも上等だがこのアイスクリームも悪くないだろう。君の家なんぞもアイスクリームの器械を ...
食道楽:秋の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
“碾茶”の解説
碾茶(てんちゃ)は、蒸し製緑茶の一種。抹茶の原料。中国茶の一つである甜茶(てんちゃ)とは、全く異なる種類である。
(出典:Wikipedia)
碾
漢検1級
部首:⽯
15画
茶
常用漢字
小2
部首:⾋
9画
“碾”で始まる語句
碾
碾割
碾臼
碾石
碾磑
碾瓦
碾玉
碾割麦
碾穀車
碾粉車