破屏風やれびょうぶ)” の例文
はちの巣のやう穴だらけで、炉の煙は幾条いくすじにもなつて此処ここからももぐつて壁の外へにじみ出す、破屏風やれびょうぶとりのけて、さら/\と手に触れると、蓑はすつぽりとはりはなれる。
二世の契 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)