“砲塔”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ほうとう50.0%
バットリー50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すると十二インチ砲塔ほうとうの前に綺麗きれいに顔をった甲板士官かんぱんしかん一人ひとり両手をうしろに組んだまま、ぶらぶら甲板を歩いていた。そのまた前には下士かし一人ひとり頬骨ほおぼねの高い顔を半ば俯向うつむけ、砲塔を後ろに直立していた。
三つの窓 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
事務下士官ヴァグメストルは水兵等のせり合ふ群の眞中に立つて、手紙の屆いた幸福な連中の名を大聲で呼び上げてゐた。それは夜のことで、砲塔バットリーの内であつた。