“下士”の読み方と例文
読み方割合
かし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
また下士かしが上士の家に行けば、次の間より挨拶あいさつして後に同間どうまに入り、上士が下士の家に行けば、座敷まで刀を持ち込むを法とす。
旧藩情 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
下士かしにわかに顔を挙げ、こう甲板士官に話しかけた。K中尉は思わず彼を見上げ、薄暗い彼の顔の上に何か真剣な表情を感じた。
三つの窓 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
河岸かしへ出るともう煙花はなびの見物人が続続ぞく/\と立て込んで居る。警固の兵士が下士かしれられて二けんおきぐらゐに配置されて立つて居た。河下かはしもへ向いて自分等は歩いて居るのである。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)