石礫せきれき)” の例文
此等の物は我の部分なるが如く、又外物なるが如く、庭前の松柏、路傍の石礫せきれきと同視することは出來ぬけれども、しかも亦我と相遠きを覺える。
努力論 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)
水流をわたるのまされるに如かず、され共渉水亦困難こんなんにして水中石礫せきれき累々るゐ/\之をめば滑落せざることほとんどまれなり、衆皆石間せきかんあしき入れてあゆむ、河は山角を沿ふてはなはだしく蜿蜒えん/\屈曲くつきよく
利根水源探検紀行 (新字旧仮名) / 渡辺千吉郎(著)