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睡蓮
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すゐれん
ふりがな文庫
“
睡蓮
(
すゐれん
)” の例文
さうしてそれが頭の上の水面へやつと届いたと思ふと、忽ち白い
睡蓮
(
すゐれん
)
の花が、丈の高い芦に囲まれた、藻の匀のする沼の中に、
的皪
(
てきれき
)
と
鮮
(
あざやか
)
な
莟
(
つぼみ
)
を破つた。
沼
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
まつしろい
睡蓮
(
すゐれん
)
の花に似てゐた。私は、それを見とどけ、また、ゆつくりからだを捻ぢ戻すとき、娘さんを、ちらと見た。きめた。多少の困難があつても、このひとと結婚したいものだと思つた。
富嶽百景
(新字旧仮名)
/
太宰治
(著)
姫が
聲
(
こわ
)
ねは
睡蓮
(
すゐれん
)
の
春鳥集
(旧字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
これがおれの
憧
(
あこが
)
れてゐた、不思議な世界だつたのだな。——おれの死骸はかう思ひながら、その玉のやうな
睡蓮
(
すゐれん
)
の花を
何時
(
いつ
)
までもぢつと仰ぎ見てゐた。
沼
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
あでに、
睡蓮
(
すゐれん
)
の
春鳥集
(旧字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
“睡蓮”の意味
《名詞》
睡 蓮 (すいれん)
スイレン。
(出典:Wiktionary)
睡
常用漢字
中学
部首:⽬
13画
蓮
漢検準1級
部首:⾋
13画
“睡”で始まる語句
睡
睡眠
睡気
睡入
睡魔
睡氣
睡眠剤
睡鴎
睡遊
睡齋