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眼窩
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がんくわ
ふりがな文庫
“
眼窩
(
がんくわ
)” の例文
迫り來る
饑
(
ひも
)
じさにグウ/\鳴る腹の蟲を耐へて澁面つくつた若者や、腰掛の上に仰向けになつてゐる
眼窩
(
がんくわ
)
の落窪んだ骸骨のやうなよぼ/\の老人や
崖の下
(旧字旧仮名)
/
嘉村礒多
(著)
鼻は尖つて、干からびた顔の皮は紙のやうになつて、深く陥つた、
周囲
(
まはり
)
の輪廓のはつきりしてゐる
眼窩
(
がんくわ
)
は、
上下
(
うえした
)
の瞼が合はないので、狭い隙間を
露
(
あらは
)
してゐる。
板ばさみ
(新字旧仮名)
/
オイゲン・チリコフ
(著)
大阪屋は、凹んだ
眼窩
(
がんくわ
)
の底に青白く光る目を、ぢつとおきみの面に注いでゐたが、やがておきみを無理に立たして座敷から廊下へ引き出した。その廊下は三度ほど曲つて、急に暗くなつた。
天国の記録
(旧字旧仮名)
/
下村千秋
(著)
“眼窩”の意味
《名詞》
頭蓋骨の前面にある眼球が入っているあな。
(出典:Wiktionary)
“眼窩”の解説
眼窩(がんか、en: orbit、de: Orbita、la: Orbita)は、眼球の収まる頭蓋骨のくぼみを指す。哺乳類の眼窩は不完全に眼球を覆うものが多いが、霊長目の眼窩は完全に眼球を取り巻くのが著しい特徴となっている。また、眼窩に視神経孔を伴うのは哺乳類の特徴とされている。
(出典:Wikipedia)
眼
常用漢字
小5
部首:⽬
11画
窩
漢検1級
部首:⽳
14画
“眼”で始まる語句
眼
眼鏡
眼前
眼瞼
眼差
眼球
眼眸
眼色
眼覚
眼力