“真偽”の読み方と例文
旧字:眞僞
読み方割合
しんぎ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「わたしはユッセルへ、おまえの話の真偽しんぎたしかめさせにやる」とかれは言った。「幸いそれが真実しんじつなら、あしたは放免してやる」
と、銀銭若干じゃっかんを二人の百姓に与えて帰したが、にわかに、あわてるふうもない。——いや、まだその真偽しんぎを疑っていたのである。
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
事の真偽しんぎは知らぬが、明治の初年ごろに西郷さいごうはじめ維新の豪傑連ごうけつれんがはじめて御陪食ごばいしょく仰付おおせつけられたことがあったという。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)