相連あひつらな)” の例文
しかしてたとへば岸より立ちさながら己が食物くひものを見しを祝ふに似たる群鳥むらどりの、相連あひつらなりて忽ち圓を作りまた忽ちほかの形を作る如く 七三—七五
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
鰯雲といふは、鰯などの群るゝ如く点々相連あひつらなりて空に瀰るものを云ふなり。晴れたる日の夕暮など多く見ゆるなるが、雨気を含むものにや。さては水まさ雲と同じかるべし。
雲のいろ/\ (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)