相格そうごう)” の例文
が、争われないのは、不具者かたわ相格そうごう、肩つきばかりは、みじめらしくしょんぼりして、の熊入道もがっくり投首の抜衣紋ぬきえもんで居たんだよ。
歌行灯 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
ふらふらとした目を据えて、まだ未練にも茶碗を放さなかった、め組の惣助、満面のえみに崩れた、とろんこの相格そうごう
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)