“盲蛇”の読み方と例文
読み方割合
めくらへび100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
役割を見損なって木戸を突くなんて、盲蛇めくらへび物にじずとはこのことだ。その代り、さんざん、かたきを取って、やつらを空裸からはだかにしてやりましたから、それで胸を晴らしておくんなさいまし。
山路に草を分ける心持は、水練を得たものが千尋のふちの底を探るにも似ていよう。どっと滝を浴びたように感じながら、ほとんど盲蛇めくらへびでまっしぐらに突いて出ると、さっと開けた一場の広場。
星女郎 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
盲蛇めくらへびだか、それを白雲は、小癪こしゃくな奴だという気がしないでもありません。
大菩薩峠:31 勿来の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)