目語もくご)” の例文
三人はたがい目語もくごして身を起し、刀の𣠽つかに手を掛けて抽斎を囲んだ。そしていった。我らのことを信ぜぬというは無礼である。かつ重要の御使おんつかいを承わってこれを果さずにかえっては面目めんぼくが立たない。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)