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皺嗄声
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しわがれごゑ
ふりがな文庫
“
皺嗄声
(
しわがれごゑ
)” の例文
蒲田は
姑
(
しばら
)
く助太刀の口を
噤
(
つぐ
)
みて、
皺嗄声
(
しわがれごゑ
)
の
如何
(
いか
)
に弁ずるかを聴かんと、
吃余
(
すひさし
)
の葉巻を
火入
(
ひいれ
)
に
挿
(
さ
)
して、
威長高
(
ゐたけだか
)
に腕組して控へたり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
邸境
(
やしきざかひ
)
になつてゐる杉林に沿つたところを犂返へしてゐる一人の中年の男が、それに答へるやうに、何かで
酷
(
ひど
)
く
咽喉
(
のど
)
を
害
(
や
)
られてゐる
皺嗄声
(
しわがれごゑ
)
で、「何だつてまだ
耕作
(
しごと
)
には時節が早過ぎるわ。」と
嘯
(
うそぶ
)
いた。
新らしき祖先
(新字旧仮名)
/
相馬泰三
(著)
甘糟の答ふるに
先
(
さきだ
)
ちて、背広の
風早
(
かざはや
)
は若きに似合はぬ
皺嗄声
(
しわがれごゑ
)
を
振搾
(
ふりしぼ
)
りて
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
皺嗄声
(
しわがれごゑ
)
は卒然としてこの問を発せるなり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
皺
漢検1級
部首:⽪
15画
嗄
漢検1級
部首:⼝
13画
声
常用漢字
小2
部首:⼠
7画
“皺嗄”で始まる語句
皺嗄