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白楊
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ポプラア
ふりがな文庫
“
白楊
(
ポプラア
)” の例文
しかも処々に散見する
白楊
(
ポプラア
)
の立樹は、いかに深くこの
幽鬱
(
ゆううつ
)
な落葉樹が水郷の土と空気とに親しみを持っているかを語っている。
松江印象記
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
他の両方はこんもりとした
白楊
(
ポプラア
)
の林に遮られて、中央の小高い所には音楽堂のような六角形の
小亭
(
パヴィリオン
)
が建てられて居ます。
金色の死
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
そこにはうす暗い空と水との間に、濡れた
黄土
(
おうど
)
の色をした
蘆
(
あし
)
が、
白楊
(
ポプラア
)
が、
無花果
(
いちじゅく
)
が、自然それ自身を見るような凄じい勢いで生きている。………
沼地
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
その時
白楊
(
ポプラア
)
の
並木
(
なみき
)
の根がたに、
尿
(
ねう
)
をしやんだ一頭の犬は、これも
其処
(
そこ
)
へ来かかつた、仲間の
尨犬
(
むくいぬ
)
に話しかけた。
LOS CAPRICHOS
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
その上不思議な事にこの画家は、
蓊鬱
(
おううつ
)
たる草木を描きながら、
一刷毛
(
ひとはけ
)
も緑の色を使っていない。
蘆
(
あし
)
や
白楊
(
ポプラア
)
や
無花果
(
いちじゅく
)
を
彩
(
いろど
)
るものは、どこを見ても濁った
黄色
(
きいろ
)
である。
沼地
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
白
常用漢字
小1
部首:⽩
5画
楊
漢検準1級
部首:⽊
13画
“白楊”で始まる語句
白楊樹
白楊子