登張とばり)” の例文
今、仙台の第二高等学校にゐる登張とばり竹風は、酒に酔ふと、筆を執つて其辺そこらへ落書をする。障子であらうと、金屏風きんびやうぶであらうと一向いとはないが、とりわけ女の長襦袢ながじゆばんへ書くのが好きらしい。