“疔”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちょう75.0%
ちやう12.5%
ちよう12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
武蔵は幼少の頃、頭にちょうという腫物はれものを病んだことがある。そのため月代さかやきると醜いといって、生涯、ひたいを剃らずに、髪はいつも総体そうたいに伸ばしていた。
随筆 宮本武蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
十九年孫左脛にちやうを生じ、十月四日四十九歳にして歿した。孫、字は念祖ねんそ、菖軒又は六菖と号した。小字をさななは昌蔵、長じて安策、後玄道と称した。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
昔から懼れられた、肺炎やようちようの如き腫物は、黴を原料として製造せらるゝペニシリンにより、易く治療さるゝに至つたのは素人を驚かした。