“癰”の読み方と例文
読み方割合
よう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
例えば昔日向国ひゅうがのくにの人は、ようというできものの出来た時に、吐濃峯とののみねという山に向ってこういう言葉を唱えて拝んだそうであります。
日本の伝説 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
昔から懼れられた、肺炎やようちようの如き腫物は、黴を原料として製造せらるゝペニシリンにより、易く治療さるゝに至つたのは素人を驚かした。
「二年も前からようを患つて居たつていふから、人手にかゝつて死んだとすれば、町内の外科が下手人見たいなもので——」