“疎濶”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そかつ75.0%
そくわつ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
仙太郎さんは何でも私の父とごく遠い親類つづきになっているんだとか聞いたが、交際つきあいからいうと、まるで疎濶そかつであった。
硝子戸の中 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
ただし『甲子夜話』続十七に、しゅうとの所へ聟見舞に来り、近頃疎濶そかつの由をいいかれこれの話に及ぶ。
嘗て茶山が蘭軒の疎濶そくわつを責めた後、わたくしは二人の間にいかなる書信の往復があつたかを知らない。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)