みぎわ)” の例文
それは夕立の晴れた後の、すがすがしい午後のことであったが、三歳になった吉丸は母の笹千代に連れられて、池のみぎわを歩いていた。
高島異誌 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
後庭こうていには藤が咲きかけてい、池のみぎわ燕子花えんしかも、紫の蕾を破ろうとしていた。
大捕物仙人壺 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)