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男児
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をとこ
ふりがな文庫
“
男児
(
をとこ
)” の例文
旧字:
男兒
「実に
御辞
(
おことば
)
の通りです」と篠田は
首肯
(
うなづ
)
き「けれど
老女
(
おば
)
さん、真実我を支配する婦人の在ることは、
男児
(
をとこ
)
に取つて無上の歓楽では無いでせうか」
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
他
(
ひと
)
の怖いことは一厘無いが強いばかりが
男児
(
をとこ
)
では無いなあ、ハヽヽ、じつと
堪忍
(
がまん
)
して無理に弱くなるのも男児だ、嗚呼立派な男児だ、五重塔は名誉の
工事
(
しごと
)
五重塔
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
何でも早く勉強して、来年にも幼年学校に入るやうにしなければ、一体
男児
(
をとこ
)
の本分が
立
(
たゝ
)
ぬではないか。
重右衛門の最後
(新字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
次には、君も
男児
(
をとこ
)
なら、更に一歩を進めて、妻君に為るやうに十分運動したまへ。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
それでは折角御諭しを受けた甲斐無く源太がまた我慾にばかり強いやうで
男児
(
をとこ
)
らしうも無い話し、といふて十兵衞は十兵衞の思わくを滅多に捨はすまじき様子
五重塔
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
▼ もっと見る
諸仏菩薩も御許しあれ、生雲塔の
頂上
(
てつぺん
)
より直ちに飛んで身を捨てむ、投ぐる五尺の
皮嚢
(
かはぶくろ
)
は潰れて醜かるべきも、きたなきものを盛つては居らず、あはれ
男児
(
をとこ
)
の
醇粋
(
いつぽんぎ
)
五重塔
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
“男児”の意味
《名詞》
男 児(だんじ)
男の子。
(強く立派な)男の人。
(出典:Wiktionary)
男
常用漢字
小1
部首:⽥
7画
児
常用漢字
小4
部首:⼉
7画
“男児”で始まる語句
男児連