“御辞”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おことば50.0%
おんことば50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「実に御辞おことばの通りです」と篠田は首肯うなづき「けれど老女おばさん、真実我を支配する婦人の在ることは、男児をとこに取つて無上の歓楽では無いでせうか」
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
私は何故なにゆゑ富山に縁付き申候や、其気そのきには相成申候や、又何故御前様の御辞おんことばには従ひ不申まをさず候や、唯今ただいまと相成候て考へ申候へば、覚めてくやしき夢の中のやうにて、全く一時の迷とも可申まをすべく
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)