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きねたろう
ふりがな文庫
“
甲子太郎
(
きねたろう
)” の例文
番頭も手代も倅の
甲子太郎
(
きねたろう
)
もおりました。朝の光の中に
曝
(
さら
)
されたお茂与の浅ましい死骸を前に、平次は静かにつづけるのです。
銭形平次捕物控:114 遺書の罪
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
所が、以前に近藤勇の為めに、倒された転向勤王派たる、伊東
甲子太郎
(
きねたろう
)
の残党なる鈴木三樹三郎、篠原
泰之進
(
やすのしん
)
、加納
就雄
(
なりお
)
などが、薩摩の伏見屋敷に庇護されていた。
鳥羽伏見の戦
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
甲子太郎
(
きねたろう
)
という、今年二十八の
倅
(
せがれ
)
があり、四年前から
放埒
(
ほうらつ
)
が
嵩
(
こう
)
じて、勘当同様になっておりますが、先代の実子には相違なかったので、妹のお小夜に婿入りした祐吉は
銭形平次捕物控:093 百物語
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
倅
(
せがれ
)
の
甲子太郎
(
きねたろう
)
はまだ二十そこそこの若い男で、武家の匂いもない町人風ですが、一人の親を
喪
(
うしな
)
って逆上したものか、眼は血走り、唇もわななき言うことは
悉
(
ことごと
)
くしどろもどろでした。
銭形平次捕物控:114 遺書の罪
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
若旦那の
甲子太郎
(
きねたろう
)
様や、奉公人たちが多勢飛んで来ましたが、——殺されたとなると、お
上
(
かみ
)
向
(
む
)
きも面倒になるし、商売柄人様に
怨
(
うら
)
まれているからだと、世間様に思われるのも
口惜
(
くや
)
しいから
銭形平次捕物控:114 遺書の罪
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
甲
常用漢字
中学
部首:⽥
5画
子
常用漢字
小1
部首:⼦
3画
太
常用漢字
小2
部首:⼤
4画
郎
常用漢字
中学
部首:⾢
9画
“甲子”で始まる語句
甲子
甲子夜話
甲子松
甲子蔵
甲子祭
甲子待
甲子飯
甲子屋
甲子年
甲子楼