由造よしぞう)” の例文
店者風たなものふう由造よしぞう東条隼人とうじょうはやとと呼ばれる侍、十徳じっとくの老人、ためという若者、それに甲比丹かぴたんの三次、中でも三次は、潮焦しおやけのした皮膚に眼の鋭いところはやぶさという感じがする。
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「うちの由造よしぞう。四日前に、大事な使いに走らしたのに、まだ帰らないので腹が立ってね……」
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「どうしたのだろう由造よしぞうは? 今日で四日目、まだ帰ってきやしない……」
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)