“よしぞう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
由造33.3%
由蔵33.3%
芳造33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
店者風たなものふう由造よしぞう東条隼人とうじょうはやとと呼ばれる侍、十徳じっとくの老人、ためという若者、それに甲比丹かぴたんの三次、中でも三次は、潮焦しおやけのした皮膚に眼の鋭いところはやぶさという感じがする。
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「うちの由造よしぞう。四日前に、大事な使いに走らしたのに、まだ帰らないので腹が立ってね……」
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
よっちゃんと呼ばれる風呂屋の由蔵よしぞうが、誰かの背中を流しながらちょっと挨拶した。陽吉は黙って石鹸とながふだおけの上に置いて湯槽の横手へ廻った。
電気風呂の怪死事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)
藤「昨夜ゆうべ盗賊が、へえー、何処どこから這入りました、家尻を切ったって、へーえ何うもそれはとんだ事でしたな、おだい芳造よしぞうさんですか、それはまア不図とんだ御災難で」
政談月の鏡 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)