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由良之助
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ゆらのすけ
ふりがな文庫
“
由良之助
(
ゆらのすけ
)” の例文
由良之助
(
ゆらのすけ
)
が春のや(逍遥)で、
若狭之助
(
わかさのすけ
)
が鴎外で、かおよ
御前
(
ごぜん
)
が柳浪、
勘平
(
かんぺい
)
が紅葉で、美妙はおかるよ。
力弥
(
りきや
)
が
漣
(
さざなみ
)
山人なの。
定九郎
(
さだくろう
)
が正太夫なのは好いわね。
田沢稲船
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
昨夜も
判官
(
はんがん
)
は切腹に及んで
由良之助
(
ゆらのすけ
)
はまだかといっている時、背広服の男が花道を
悠々
(
ゆうゆう
)
と歩いて、忠臣蔵四段目をプロレタリア劇の一幕と変化させた事だった。
めでたき風景
(新字新仮名)
/
小出楢重
(著)
たとえば団十郎の
由良之助
(
ゆらのすけ
)
に、由良之助が見えず、団十郎が少しでも出て来た以上は、団十郎の恥だ。
大菩薩峠:24 流転の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
半作事
(
はんさくじ
)
だと言うから、まだ
電燈
(
でんき
)
が点かないのだろう。おお、
二
(
ふた
)
つ
巴
(
どもえ
)
の紋だな。大星だか
由良之助
(
ゆらのすけ
)
だかで、鼻を
衝
(
つ
)
く、
鬱陶
(
うっとう
)
しい巴の紋も、ここへ来ると、木曾殿の
寵愛
(
ちょうあい
)
を思い出させるから奥床しい。
眉かくしの霊
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
由
常用漢字
小3
部首:⽥
5画
良
常用漢字
小4
部首:⾉
7画
之
漢検準1級
部首:⼃
4画
助
常用漢字
小3
部首:⼒
7画
“由良之助”で始まる語句
由良之助様