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田舎饅頭
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いなかまんじゅう
ふりがな文庫
“
田舎饅頭
(
いなかまんじゅう
)” の例文
旧字:
田舍饅頭
それから同じ物をもう一つ主人の前に置いて、一口もものを云わずに
退
(
さ
)
がった。木皿の上には
護謨毬
(
ゴムまり
)
ほどな大きな
田舎饅頭
(
いなかまんじゅう
)
が一つ
載
(
の
)
せてあった。
門
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
さて品物は何にしようか、藤村の
田舎饅頭
(
いなかまんじゅう
)
でも買って遣ろうか。それでは余り
智慧
(
ちえ
)
が無さ過ぎる。世間並の事、
誰
(
たれ
)
でもしそうな事になってしまう。
雁
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
いつか
藤村
(
ふじむら
)
へ、子供の一番好きな
田舎饅頭
(
いなかまんじゅう
)
を買いに往った時、したて物の師匠の内の隣と云うのはこの家だなと思って、見て通ったので、それらしい格子戸の家は分かっている。
雁
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
“田舎饅頭”の解説
田舎饅頭(いなかまんじゅう)は、中のつぶし餡が薄皮の所々からのぞいている蒸し饅頭。岩肌に雪が吹きつけられたような姿から吹雪饅頭とも、宮崎県、特に延岡市ではやぶれ饅頭とも、呼び方が分かれる。普通の蒸し饅頭を作るときは生地と餡の割合が1:2(いわゆる三ッ種)だが、田舎饅頭では1:4が目安になる。山芋や小麦粉で作った生地で餡を包み、せいろなどの蒸し器で蒸して作る。
(出典:Wikipedia)
田
常用漢字
小1
部首:⽥
5画
舎
常用漢字
小5
部首:⼈
8画
饅
漢検1級
部首:⾷
20画
頭
常用漢字
小2
部首:⾴
16画
“田舎”で始まる語句
田舎
田舎者
田舎漢
田舎道
田舎家
田舎娘
田舎訛
田舎町
田舎侍
田舎路