用達ようだち)” の例文
人手ひとでわたさるゝ事さぞかし殘念ざんねんなるべし然らば我等其五百兩は用達ようだち申べしれども今度このたび金子きんす出來でき次第しだい百兩にても五十兩にても御返濟ごへんさいなされよ利分は取り申さず金子相濟あひすみ次第に證文は返却へんきやく致すべけれどもまづ證文しようもんあづかおき申べし其地面人手ひとでわたさるゝが氣の毒にぞんずる故なりお常殿にも此話このはなし
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)