用箱ようばこ)” の例文
語せ樂みながら酒宴しゆえんをなし夜九ツどきすぐる頃佐治右衞門忠内の兩人は暇乞いとまごひして歸り家内も寢靜ねしづまりて夜も八ツ時と思しきころ勝手かつての方より一人の盜賊たうぞくしのび入り年の取集め金五六十兩用箱ようばこに有けるを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)