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産所
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さんじょ
ふりがな文庫
“
産所
(
さんじょ
)” の例文
産所
(
さんじょ
)
という一種の賤民のあった事は、つとに「賤者考」や「近江輿地誌略」等によって注意された事で、柳田君の「郷土研究」にもその説が出ておった。
エタ源流考
(新字新仮名)
/
喜田貞吉
(著)
まっ白な広間の
寂寞
(
せきばく
)
と
凋
(
しぼ
)
んだ薔薇の
莟
(
つぼみ
)
の匀と、——無数の仔蜘蛛を生んだ雌蜘蛛はそう云う
産所
(
さんじょ
)
と墓とを兼ねた、
紗
(
しゃ
)
のような幕の天井の下に、天職を果した母親の限りない歓喜を感じながら
女
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
これらの河原者と同じ仲間に、
産所
(
さんじょ
)
というのがあります。或いは散所・算所などとも書いてあります。
特殊部落の成立沿革を略叙してその解放に及ぶ
(新字新仮名)
/
喜田貞吉
(著)
“産所”の意味
《名詞》
出産するための部屋や場所。うぶや。産室。
(出典:Wiktionary)
産
常用漢字
小4
部首:⽣
11画
所
常用漢字
小3
部首:⼾
8画
“産”で始まる語句
産
産褥
産屋
産衣
産毛
産土
産土神
産婆
産声
産湯