“生粉(なまこ)” の例文
いずれにしても生粉(なまこ)の臼挽(うすひ)きが普及し、したがって粉の貯蔵が可能になるまでは、是は相応に面倒な調理法であった。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
石の挽臼(ひきうす)が弘(ひろ)く行われるまでは、麦類はかえって生粉(なまこ)には向かず、主としては屑米(くずまい)・砕け米等の飯にはならぬもの、次には蕎麦(そば)などが盛んに粉にはたかれていた。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
今日のいわゆるシンコ細工は、一旦米の粉を煮てから作るのだが、それでは油でも用いないと手にくっついて仕方がない。生粉(なまこ)の水練りならば水を使うから、取扱いがずっと便利なのであった。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)